台風シーズンがやって来た。23年ぶりに本州に上陸せず北海道に上陸した7号に続き11号、9号が南太平洋上に発生し、小さな島国日本を標的に北上している。
 日本にはこれまで洞爺丸(昭和29年)、伊勢湾(昭和34年)など超大型台風が何度と惨禍をもたらしている。地震も頻発している地震列島であり、何かと災害が多い国だ。
 元々多い天災に加え地球温暖化による異常気象・海象が深刻化しており、ガガーリンが見た「青くて美しい地球」は目に見えて壊れかけている。
 52年前の昭和39年の東京五輪に前後し急速にインフラが整備されコンクリートジャングルになってしまった日本。国土の80%を占める山を切り崩し自然の涵養性を喪失してしまったのだから川の氾濫や山崩れは必然のことであり、政府が頭になりよってたかって日本列島を食いものにしたツケがこの様である。
 利便性を求め快楽に近い快適さを希求してきた結果がこの体たらくを現出した。
 国費ばかりでなく都道府県費、市町村費を湯水のように投入した末が四季の移り変わりが美しいと言われる日本を変えてしまい、人々の心をも変えてしまった。
 政府に乗せられあくせく働いても老後の生活は決して豊かなものにならず、俗にいう「下級老人」の増えていること。
 安倍さんを筆頭にする為政者は気付くべきである。「夏草や兵どもが夢の跡」(芭蕉)のように勝利したって所詮虚しく自然に咲く夏草のようにあらねばならないという事を。無理してはいけない。