きょう6日は71年前の昭和20年、広島市に原子爆弾(原爆)が投下された日である。太平洋戦争の敗戦違いないのに住人の生活が一瞬にして奪われた日であり、3日後には長崎にも〝ぴかどん〟は落とされた。
 米国は戦争を一刻も早く終結させるため―などと詭弁を弄しているが、人間を大量殺戮する原爆という悪魔の兵器を使った米軍は、その後のベトナム戦争でもナパーム爆弾を容赦なく投下した。
 長崎への原爆投下後の8月15日、昭和天皇が無条件降伏宣言し、戦後の日本は米国の同盟国として飛躍的な復興と発展を遂げる。我々の繁栄は原爆や戦争の犠牲者によって築かれてきたことに思いを寄せる時、あの2つの原爆投下は米国には意義あっても日本人には理不尽なものでしかない。犠牲者の冥福を祈るだけである。
 米国は第二次大戦中原爆開発にヒットラー率いるナチスドイツとしのぎを削っており、昭和20年5月、ドイツが敗戦したあとも原爆開発は続きエノラ・ゲイ号によって8月6日午前8時15分、悪魔の爆弾を投下し子供から病人、お年寄りまで広島市民を殺してしまった。後遺症などに苦しんだ人を数えれば幾十万人にも犠牲者は及んだ。
 今年6月、オバマ氏が米国大統領として初めて広島を訪れスピーチし献花、被爆者代表と抱擁したが、「何を今さら」との思いをした方も大勢いたことであろう。
 勝者になるのに手段を厭わないというのは世界の歴史が物語っているが、それにしても核兵器とは。人間の阿呆さ加減にはほとほと呆れてしまう。