先週土曜日の紙面でお知らせしたように本紙の月額購読料は平成4年4月以来、24年4カ月ぶりに改定することになりました。100円上がり600円になります。
 24年前は200円から500円に値上げしたものですから読者の皆さんの反感を買い1カ月で1000部も減少したものでしたが、その後は皆さんの御理解もあり、ほぼ値上げする前の部数に戻ったことを記憶しております。
 当時の値上げは配達員の収入を増やし配達態勢を充実させるとの企図がありました。今回の値上げは、稚内全体の景気が上向かない中、広告収入が減少してしまい、追い討ちをかけるように印刷関係資材が7月から平均し10%ほど値上がりしてしまい、これらコスト分に見合う収入を得られなくなったという顛末による値上げで恐縮しております。
 某放送局の記者さんが本社に転勤挨拶に訪れた際「稚内プレスが残るか否かが稚内市にとって試金石になる」などとの誉め言葉と取っていいのか、分からない言葉を戴きましたが、あと4年で創刊70年を迎える本紙にとって岐路に立っていることは確かなことといえましょう。
 タブロイド判の表裏だけの2㌻とはいえ安価な媒体を―という前田翁の創立精神は堅持していかなくてはならず、現社長として忸怩たるものありますが、もう一つの大事な創立精神であります市井に暮らす弱い立場の人に寄り添った社会の木鐸たらんとする精神は失念せず発行しなければと肝に銘じております。
 変わらぬ愛読お願いするものです。