稚内信金は昨年度(昨年4月~今年3月末)の経営内容を「しんきんディスクロージャー」としてまとめ発表した。
 自己資本比率は、信用金庫の国内基準(4%)を15倍も上回る63・01%と群を抜く高水準を維持した。業容を拡大していく過程でコツコツ積み上げてきた賜だ。
 主営業地域(市場)占有率は預金で81・88%(2975億200万円)、貸出で57・83%(647億700万円)。稚内市は預金77・93%(1324億6600万円)、貸出金54・12%(406億5400万円)。いずれもトップ指標であり「地域の皆さまからの信頼の証ともいえます」としている。
 不良債権は、信用金庫法に基づく管理債権として延滞35億7900万円(前年度39億8200万円)、破綻6億3700万円(同2億1600万円)など46億3300万円(同46億8800万円)だが、担保・保証付を除いた実質額は26億6100万円(同26億8600万円)だった。
 不良債権に対する備えは万全で、全体債権の5・2%に当たる47億1600万円に対し11倍の540億4200万円の備えがある。貸出金の89・60%が1000万円未満であることもポイント。
 ㈱日本格付研究所(JCR)の長期発行体各付は「A」(シングルAフラット)の評価を得ており、平成17年の新規取得から11年連続し維持している。
 配当負担のない内部留保は484億8200万円あり、強固な経営体力を築いている。
 ディスクロージャー誌で増田理事長は「地域との共存共栄という信条の下、地域社会の発展に寄与すべく不断の経営努力を傾注して参る所存ですのでご支援お願い申し上げます」と挨拶している。