3連休明けの昨19日、市立病院は患者で込み合い、稚内ばかりでなく周辺も行き交う人や車が輻輳し稚内一の目抜き通りであることを証明している。
 会社から郵便局、商工会議所などに寄って帰る道すがら市立病院に寄るのだが、きのうは院内も院外も人でごった返していた。その中で目に止まったのは病院の医師を励まそうとするメッセージで、医師の名前を書き感謝の気持ちを伝える内容のものもあった。
 昼夜なく激務な上に大して感謝されることなく、あろうことか、批判されもする医師に対し、心の底には誰しも持っている感謝の気持ちを素直に出してもらいたいと「地域医療を考える稚内市民会議」が設置した〝ぬくもりの箱〟には先ず46通のメッセージが寄せられた。
 診療所(開業医)含め患者にとって頼りになるのは市立病院、勤医協、禎心会など病院であり、休み明けともなると猫の手を借りたくなるほどの忙しさを呈している。
 人間にとって命より大事なものはなく、病気を治療してもらえる医師に対しては昔から〝先生〟という本当の意味での尊称が与えられている。
 医療に従事する人には高額な報酬も付与されているが、患者に心の底から尊敬されることに増さるものはなくそういうことを形として表そうという〝ぬくもりの箱〟には、これまであった患者と医師の乖離を縮める効果がある筈で今後の稚内の医療に一石を投じることでだろう。
 互いに認め合った関係になるのは一朝一夕にはできない。根気強い取り組みが必要だ。