前浜のコンブ漁が解禁され12日、初採取された。いつもなら7、8駄(1駄15㌔)取る漁師も今年は繁茂状態が悪い上に実入り悪く半分ほどに終わったようだが、今週いっぱい好天が続くようなので好漁を期待したい。
 稚内の前浜などで取れるコンブは「りしりこんぶ」と言われ関西の一流割烹店からの引き合い強く、道漁連札元の入札には大阪の問屋が参加し、その年々の価格を決めている。
 その価格だが、3年前には1等検で1駄8万円近くまでなるなど空前の入札結果となり、翌年も前年の反動が懸念されるも大幅に下落せず昨年も高値基調で終始した。今年の春に大阪を訪れた稚内漁協の安藤組合長らは問屋から昨年までのような高値にならないような事を言われたそうだが、実入りが悪くコンブの品質が悪ければ入札価格も上がるわけがないので、これからのコンブの成長を期待したいものだ。
 解禁から1カ月ほど8月上旬まで続けていた一斉採取も昨年から早まり今年は更に早くなり今月20日になるので、場所によっては繁茂状態が良く実の厚いコンブもあろうから漁師個々の腕次第ともいうことになり注目している。
 今でこそ8月中旬まで夏漁をしているナマコ漁に主役を奪われた格好にあるが、稚内の沿岸漁業といえばコンブ漁であり、夏の風物詩といえる採取や天日干しの光景は観光資源にもなっている。
 旗なしの自由採取が早く漁の期間はそれほど長くはならないだろうが、漁師誰しもそれこそ実入り良く終漁すること願っているであろう。