救急医療に

 航空機で専門医が不足している僻地の病院に医療支援などを計画している一般社団法人「日本エアレスキュー促進協議会」(東京)は8日、旭川空港から稚内空港までPC―6タービン機のデモフライトを実施した。
 航空機を使った救急患者、医師や看護師の搬送、僻地の巡回診療に向けて、都市部から離島や稚内など遠隔地への飛行時間を検証するためのデモフライトは午前9時に旭川空港を発った。利尻への着陸が横風で叶わず午前10時半前、稚内空港に到着した。
 今回使用されたスイス製の10人乗りプロペラ機は飛行距離が長く、ドクターヘリに比べ2、3倍の900㌔あり、ドクタージェットだと離陸するまでに700㍍の滑走路を必要とするが、150㍍ほどの短い距離で済み災害や救急での働きが期待されている。
 エアレスキュー協は今年度中に先ず沖縄で医療支援を行う予定だが、北海道では冬場の飛行に対応するため大型機材の導入を検討しており、僻地への巡回診療は札幌医大、救急患者の搬送は旭川赤十字病院の協力を得て実用化を目指したいとしている。
 石井隆人理事は「この機体を使えば地方の救命救急活動に大きな効果を発揮できる」と話していた。
 このあと紋別に向かい、夕方に旭川に戻った。