昨年度(昨年4月~今年3月末)の宗谷管内への観光客入込数の発表があった。189万人と前年度から2%の4万人ほど増えた。9月のシルバーウィーク(19~23日まで5連休)があったことや前年度の大雨災害による減少からの回復が増加要因のようだ。
 稚内市が前年度対比4・5%増の50万4200人、豊富町、猿払村、幌延町も増えたが他の6町は減少し明暗を分けた。この中で豊富町が施設のリニューアル、温泉が〝名湯100選〟に選ばれるなどして26・5%の5万8500人も増えたことは特筆される。
 残念なのは10月以降下期の前年実績割れ(9%減少)で、前年度までの3年間、着実に増えてきただけに再び冬季観光が課題として浮上した。
 この入込とは別統計の外国人宿泊延べ数は1万6758人と前年度から10%近く1400人余り増え、全国・全道的なインバウンドの大幅増加が管内にも及んでいる。
 宗谷観光復活―と言いたいところだが、実態として道外からの観光客がFDAチャーター機運航にも拘らず9・2%の8万2300人減っており、13・1%12万4700人増えた道内客によって補われた格好。今年のシルバーウィークは3連休止まりで観光客が昨年を下回るのは目に見えており、これから秋口にかけての天候も気になるところだ。
 ただ、ここまでは観光バスもインバウンドも多く好調なようで、この好機を逃さず観光関係者には一層の飛躍を願っている。
 観光は管内にとって押しも押されもしない基幹産業なのだ。