再開向け

 29日、北海道サハリン航路の藤田社長が会見し、コルサコフ・稚内での運航を計画していたサハリン船舶会社SASCO(サスコ)社と日ロ共同で、7月25日~9月16日まで16往復32便運航することで大筋合意したと発表した。
 サスコ社と今月15日ユジノサハリンスク市で最終協議した日向寺専務によると、サハリン州政府から事業主体のサスコ社へ具体的な支援内容が示され、北海道サハリン航路が日本総代理店として旅券の発行や予約、稚内港での船舶代理業務を請け負うことなどで合意。これらを踏まえ7月4日にユジノでサスコ社と正式に契約書を交わすことになった。
 サスコ社が使用する船は270㌧クラスの双胴船で船員6人、定員は80人。稚内~コルサコフ間を4時間30分で結ぶ。9月16日までの定期運航はコルサコフ発が月曜と木曜の現地時間午前11時、稚内港発は火、金曜の午前9時。運賃は大人片道1万8000円(子供9000円)。
 運航前の7月14、15の両日には試験運航が予定されている。
 サハリン指定発券代理店の「ビートモ社」からは、今回の合意を踏まえ、ロシア人旅行者の乗船に全力で取り組むとし、稚内港到着後1泊2日の買い物ツアーが提案されており、稚内市にはバスや手荷物の手配など要請されていることも明らかにした。
 藤田社長は「運航は今年だけでなく来年以降も続け10年はやっていきたい。そうなることが、この地域のためであり、互いの友好関係に繋がっていく」と述べた。
 来年以降の運航に関しては今年の旅客、経営状況を踏まえ、運航に関わる両社で継続に向けた協議の場を設け検討することとし、サハリン州政府から通年運航を検討すべきとの要請もあり、現在、サハリン内で就航している船舶の冬期間、月2回程度の稚内への寄港を検討していることがサスコ社から提案されている。今年の定期運航終了後に協議するとした。