稚内水試、地質研究所(札幌)、北見工業大学は、27~7月1日にかけて日本海で海底地形、オホーツク海で海底ガス観測調査を行う。3機関が連携し漁場環境基礎調査を実施するのは初めて。
 日本海は羽幌沖、天売、焼尻両島周辺の海域で、音波の送受信により細かい地形データを計測し過去にあった津波の痕跡を調べる。
 オホーツク海では、猿払などから30㌔ほど沖合いで、稚内水試の過去10年分の魚群データから海底ガスが湧出している可能性がある8地点を割り出し、水中カメラでガスの湧出場所を探る。
 ガスが出ている場所を発見次第、船から筒状になった地層サンプルを採取する長さ2㍍の筒状の棒を海底に突き刺した後に引き上げて北見工業大が分析する。
 稚内水試の山口幹人調査研究部長によるとガス湧出調査は初めてのことで、「漁業関係調査外で天然ガスなど分析して役立てたい」と話していた。