イチロー選手(本名・鈴木一朗)がピート・ローズが持つ通算安打4256本を上回った。大リーグ3000本安打にも20本に迫っており、振り子打法から始まったイチローは42歳になっても更なる高みを目指している。
 ストイック(克己的)なまでルーチン(準備)を徹底し試合に臨むイチロー。求道者のようで哲学者然としたところがあり、日本のプロ野球の10年間分を含めるとはいえ世界新記録の会見で「僕はこれまで人に笑われたことを達成してきたという自負がある」と、子供の頃のプロ野球選手への夢、大リーグ挑戦、首位打者2回獲得と年間安打数の更新など指して言ったように彼の節目々々の語録は印象に残るものが多い。
 何年か前の4000本安打達成した時には「その倍の8000回の悔しさがバネになっている」ようなことを言っていたが、その求道精神こそが彼の真骨頂なのだろう。
 そのイチローもオリックスに入団した新人時代、監督から振り子打法を否定され使い物にならない発言までされるも、4年目から7年連続しパ・リーグ首位打者となり大リーグ挑戦のきっかけになった。
 その監督というのは巨人の9連覇時代に活躍した内野手出身の方で、確か鬼籍に入られたと記憶しているが、イチローの天才ぶりを見付けられなかった。
 イチローはあと8年50歳まで現役を続けたいと願っている。それは無理とはいえ半分の4年はいけそうな気がする。彼は天才だが、直向きな努力あってのもので多くの子供たちにもチャンスがあるということだ。