昨日の「天北堆」でも触れたが、稚内にとって現下の喫緊問題である2つの件のうち日ロ航路には方向性が見えメドがついてきた。
 日ロ定期航路の早期再開など目途に今年4月、市と民間会社3社が出資し立ち上げた「北海道サハリン航路」の藤田幸洋社長が13日記者会見し、サハリン州の「サハリン海洋汽船(SASCO) 」が7月から運航を目指しており、サ州政府も支援を打ち出していることを明らかにした。
 助け船を出してくれたのは稚内、北海道と良好な関係を保ってきた政府含めたサハリン州だった。SASCOは旧サハリン船舶公団で曾つてホルムスク・小樽間で運航した実績もあり、まだ煮詰めるところがあり互いの合意・契約に至っていないが、SASCOが予定する運航開始まで時間もないので早くまとまるよう願っている。
 航路休止によって官ばかりか民間レベルの交流も途絶えており、空路と言っても簡単に代替できるものでなく正に一衣帯水にある稚内とサハリン州が結ばれることは稚内ばかりでなく北海道にとっても重要なことだ。
 さて残るはカーリング場建設問題だが。建設反対派は市民集会を開きアンケートを実施し先鋭化している。これに対し市は16日からの議会で議員との質疑に丁寧に対応し22日の議決に―と算段しているのだろうが、今週後半には反対派がアンケート結果を市長と議会に提出しようとしており波乱含みではある。国の補助金が絡むことでもあり議員は難しい対応が迫られよう。
 結果がどうなろうとこの問題、尾を引きそうではある。