財務省北海道財務局旭川財務事務所は5月道北経済レポートの内容を公表した。 「一部に弱さがみられるものの、持ち直している」としている。
 主要小売店(旭川市内)の売上げは、白物家電に引き続き動きが見られ、飲食料品は底堅く推移しているものの衣料品等が前年を下回ったことから全体として前年を下回った。
 乗用車の販売は新型普通車の投入効果がみられるものの、軽自動車は駆け込み需要の反動があり前年を下回った。
 住宅建設は、公営住宅の増加で貸家は増えているものの、持家と分譲住宅が減少し、全体としては弱含みにあるとしている。
 旭川空港の乗降客は中国便が好調のほか国内便機材の大型化で前年を上回り、旭山動物園の入園者は外国人観光客増加で前年並みの水準となっている。
 主要ホテルの客室稼働率は新規開業もあって前年を下回った。
 雇用情勢は、有効求人倍率は高水準で推移し、新規学卒者(高校)の求人倍率は2倍を超え前年を上回っている。
 前払金保証金額からの公共事業は、第4・四半期で上川、留萌は前年を下回ったものの宗谷は上回り、総体では前年を上回った。しかし昨年度累計では前年度を下回った。
 生乳生産は前年をやや上回り、漁業はホッケなど減少するもホタテ、タラなど増加し水揚げ金額は前年を上回った。
 貸出金は設備資金で不動産業、医療・福祉業に需要あるも運転資金の需要減少で前年を下回り、金融機関の預金残高は流動性の増加によって上回った。
 企業倒産は件数、負債金額とも前年を上回っている。
 消費者の生の声として「4Kテレビや乾燥機能付き洗濯機、容量の多い冷蔵庫など白物家電が売れ、以前ほど財布のひもの固さを感じない」「住宅ローンの金利低下により期待していたが住宅購入の動きは鈍い」「建築コスト上昇で採算が悪化し、最近では貸室の空室率が上昇している上に賃料も低下している」「中国からの宿泊客増加は著しいものがあるが、4月以降、中国便の一部で運休があり注視している」 など。