市議会6月定例会が10日から開会。カーリング場関係2697万円を含む補正予算案3億7441万円など議案13件が上程され、初日は工藤市長が一般行政報告した。
 市長は平成27年度の観光客入込客数が50万4200人と対前年比で4・5%の2万1700人増え、平成22年以来5年ぶりに50万人台に回復したことを明らかにしたが、上期(4~9月)は対前年比で7・3%の2万5700人増えたものの、下期(10~3月)は3・1%の4000人減少。通年での観光客増加に向け、新たに設置した協議会で、外国人観光客の誘客対策など観光の活性化に取り組んでいくとした。
 今年4年目となるFDAチャーター便は、8月末まで昨年実績2倍の約1万3000人の入り込みを見込む。7月には北海道新幹線を利用した函館・稚内間のチャーター機が13便運航されるので期待したいとし、今後は既存の定期便拡充など見極めながら更に運航期間を拡大してもらうよう働きかけていきたいとした。稚内空港運営権の民間委託に関し、地域にとって不利益にならぬよう道内航空のネットワーク強化、拡充となる民間委託に取り組んでいく―と述べた。
 JR北海道による宗谷線特急列車の運行見直しは、地域の暮らしを守る上でも影響は大きい。今回の提案は国が進める地方創生に逆行する動きで、今議会終了後に地元経済界などとJRや関係機関に路線の維持を要請することを明らかにした。
 昨年11月からインターネット申し込みによるふるさと納税は、3月末までの5カ月間で延べ1万6300件の2億3900万円。昨年度総額は2億6500万円で前年度より40倍の額になり、医師確保対策事業などに充てるとした。
 観光庁の広域観光周遊ルート形成計画に、宗谷観光連盟を中心に道北地域の関係団体が推進協議会を設立し応募した。昨年は道内で道東周遊ルートが認定を受け整備が進められており、近く認定結果が発表されるが、2次交通の充実、外国人観光客へ宗谷などの魅力を世界に発信すべく認定を頂き国の支援を求めていきたいとした。