オホーツク海の海明けを告げる毛ガニ篭漁が終漁した。今年は浜値が高く4漁協(枝幸、頓別、猿払村、宗谷)合わせて19億円以上まで伸びた。漁獲許容量は650㌧と昨年と同じなのだが、2億7000万円上伸したのは㌔単価が17%の400円高かったためで、宗谷総合振興局(水産課)では大・中ものが水揚げの7割占めたのが一因ではないかと説明している。
 毛ガニ篭漁に割当量(許容量)が設定されるようになったのは昭和43年のことで、それ以降の最高水揚げ額は平成3年の28億円(許容量750㌧)。単価は3700円だった。その時とは比較にならないが、2000円まで単価が上伸したのは平成8年以来のことで水揚げ高もこの10年間ではトップクラスになった。
 日本人は無類のカニ好きで、稚内など産地での観光客のお目当てはカニである。稚内沖含めオホーツク海ではタラバも獲れるが大宗は毛ガニであり、東京や札幌などからの引き合いも強く、北の海で締まった毛ガニは格別で評判もいい。
 宗谷管内の沿岸漁といえばホタテが断トツなのだが、古くからの毛ガニ漁はコンブと共に健在で、秋にはサケ定置網漁も始まる。
 今年もあと20日で半年になるが、ナマコ、毛ガニ(篭、刺し網)とも良く、沖底漁船のホッケ、スケソも先ず先ずで今月から始まったオオナゴ漁も好漁で際立って不漁という魚種は少ない。
 観光バスも目立つようになり工事の槌音も其処彼処から聞こえてくる。不景気風、若干収まったかなと錯覚させるほどの具合だ。