カーリング場建設を巡る市と一部市民の反目は緊急集会開催、更には市民アンケートを実施することになり先鋭化してきている。
 集会は、本紙への広告原稿も前日送られてくるという正に緊急に開いたものであり、主催した「稚内を愛する市民の会」代表の佐々木政美さんは「建てた後の電気代など維持費をどう賄うのか」と問い、留萌市の温水プール(休止中)やカーリング場建設を計画したものの断念した函館市の例を挙げ建設反対の姿勢を鮮明した。
 集会に参加した市民の大半はカーリング場建設に反対する市民なのだろう。近く他の市民に対し建設の是非を問うアンケートを実施することにした。
 ノシャップの米軍基地施設跡の現カーリング場はかなり老朽化しており、他の武道場(現体育センター)など屋内体育施設建設も過日、体育協会などが市長に早期建設を要望したように緊急性を要しているのだが、シート(氷のレーン)の電気代は最新鋭の省エネタイプとしても相当額かかるようで、今回新たに判ったこととして塩害対策も講じなければならない。
 10日開会する議会でカーリング場建設関連予算案が審議されるが、議員は自分の考えは勿論、市や市民の考え方をよく聞き論戦に臨むべきであろう。市民が選んだ市長と議員が論議を深化し結論を導くならまだしも選良に値しない不毛の議論を市民は望んでいない。
 市長の「子供たちにとって、稚内にとって欠かせない施設」との言い分に、議員が確固たる見識を有し対峙しなければ後々、禍根を残すに違いない。