稚内を愛する市民の会主催のカーリング場建設反対緊急市民集会が5日夕方、文化センターで市民50人が参会し開かれた。
 6月議会にカーリング場建設に向けた基本設計などの関係予算案が盛り込まれたことに市民の会の佐々木政美会長は「年間700人の人口が減っている稚内の現状で施設の維持ができるのかが全く議論されていない」と述べ、札幌と同じ程度にした場合、電気代に加え稚内は冷凍整備に塩害対策をしなければならず維持費は1億3000万円前後に膨らむとした。
 平成13年に建設した温水プールが人口減少の影響で維持費を賄いきれず現在、休止になっている留萌市の現状に触れ「稚内はこれから人口が増える要素はない。それを認識した上で、施設を建設した場合の負担は全て市民にくる。それを分かった上でカーリング場の問題を議論するべき」と訴えた。
 人口30万人いる函館でもカーリング場建設を維持費の問題で計画を断念した。210万人の札幌では3つの施設があるが「4万人弱の稚内では維持できるわけはなく、そこを皆さんに考えてほしい。体育施設を使用するのは市民で、公共施設の何を残し何を廃止するのか、その議論を先にしカーリング場の是非を問うべきだ」と強調した。
 会場からは「街で話していても殆んどが反対。なのに何故、建設を進めるのか。市民を馬鹿にしている」(60代女性)、「反対の声が多くあり市民アンケートをやるべき」(70代女性)などとの意見が上がり、参会した人たちで新たな反対組織を作り、近く建設の是非を問う市民アンケートを実施することを決めた。
 今回の集会には遠くは沼川から来た人もいるのにも拘らず、市議会議員が一人も参加しなかったことに、参会した人の多くから不満の声が上がった。
 カーリング場反対の組織への入会は29-3023に。