消費税増税の再延期が安倍総理によって発表された。2週間前のG7伊勢志摩サミットでの議長としての発言から全国紙によって「増税延期」との憶測記事が出ていたこともあり予想されていたとはいえど平成31年10月まで(当初は来年4月)2年半も延期されようとは。平成31年7月の次の参院選も視野に入れたかのような政局も絡んだ延期には正直失望しており、安倍さんの日本国トップとしての技量はこの程度なんだとの思いを強くしている。
 消費税はこれからの超高齢化社会を見据えた福祉施策の財源として平成元年に税率3%でスタートし、平成9年5%、26年4月に8%に上げ、その1年半後の27年(昨年)10月には10%にすることが当時の政権与党である民主党(現民進党)と野党の自民党、公明党によって合意されたのだが、政権を奪還した安倍総理は平成26年11月、その年の4月の8%増税の影響が殊のほか消費減退を来たしているとして「今回限りの延長」を言明し29年(来年)4月まで延長してきたという経緯がある。一国の代表がこのような食言をし、いいことなのか。
 国民の一人として税率据え置きは有難いことだが、日本の国を大局的に考察する時、他国からの信用は墜ち国債が暴落(金利上昇)するのでないかと恐れている。
 生き物のように刻一刻変化する経済に対応し2年半の猶予が出来たからといって31年10月に増税できるのか。痛みを伴っても国の借金体質を変えなければならないというのに。
 安倍さんには言うこと山ほどある。