水を田に注ぐ爽やかな時候を迎えた。北の果てにある稚内も春本番を迎え、ANAの東京直行便増便、FDAのチャーター機運航など観光本番に入った。水産業は一昨年のホタテの高潮被害が尾を引いているものの、ナマコや毛ガニはまずまずで、底曳きはオオナゴ漁が解禁された。建築・土木は一般住宅含め、建築物件の少なさが気になるものの、土木はそれなりの金額は出ており、基幹産業は不透明さはあるが堅調にスタートしたといえようか。
 問題はサハリン航路とカーリング場で、いずれも前に歩み出したが、そう易々と事が運ぶとは考えられず、宗谷海峡は波高く、氷盤は益々熱を帯びてくることになりそうだ。
 航路は時間が掛かりそうなので当面はカーリング場の移転改築が眉を焦がしている。10日から始まる議会に建設基本設計の予算が提案されるやに聞いているが、3月議会の定見のなさからは進歩しているだろうし、シート(レーン)数を減らすなど規模を縮小するのか注目している。
 現在のカーリング場の老朽化著しく更新しなければならないのは分かっているが、国庫補助ある建築費より電気代含めた維持費の問題がノドに引っかかった小骨のように市民を心配させている。
 古くなり使用できないので建て替えることには余り異論はないのだろうが、問題はレーンを作る電気代であり正確な数字が求められている。ここをクリアしなければ市民の賛同を得るのは難しく、市は身の丈に合った規模とし市民の了解を得るべく丁寧に説明して行かなければならない。