稚内税関支署は4月の稚内貿易概況をまとめた。今年2月以来、2カ月ぶり活カニの輸入があり、日ロ定期航路に活躍したアインス宗谷の輸出により貿易額は5億円を超えた。
 輸出4億5100万円(昨年同月対比581・7倍)輸入7900万円(同50・1%減)の5億3100万円。輸出は2カ月ぶりに増加したが、輸入は16カ月連続し減少した。
 輸出は「アインス宗谷」のフィリピンへの4億5000万円、ほかにロシア向けに冷凍ニシン100万円があった。
 昨年11月以来、5カ月ぶりにズワイの活カニが輸入され21㌧(同57・5%減)3000万円(同79・7%減)。しかしタラバは前月から2カ月連続しゼロ、毛ガニに至っては一昨年12月10日の日ロカニ密漁密輸防止協定発効以来のゼロが続く。輸入はほかに活ウニ5000万円。
 外国貿易船の入港は昨年に比べ2隻減の17隻。うちカニ船は9隻あったが、1隻だけが通関手続きをし、ほかは高値で取引きされる台湾などに流れているようだとしている。
 4月の貿易額に関し花野統括監視官は「船舶の輸出が金額を押し上げただけで、カニ輸入は依然として少なく貿易額は低水準が続いている」と。
 4月末の今年累計は輸出4億6825万円(昨年同期対比42倍)輸入1億3691万円(同65・2%減)の6億516万円。昨年同期から49・6%の3億3134万円の増。