旭川児童相談所稚内分室は、昨年度(昨年4月~今年3月末)の相談受理状況をまとめた。幼児虐待認定は50件(前年度34)と大幅に増えており、その中には虐待程度が重度なものもあり「警察、市町村などとの連携を維持し未然防止は勿論、事後は速やかに対応して行きたい」(高本分室長)としている。
 相談別は①言語発達障害等94件(前年度対比13増)②養護73件(同7減)③自閉症61件(同変わらず)④知的障害57件(同2増)⑤性格行動18件(同5減)などで未分類37件(同16減)。総受理は375件(同34減)。
 稚内市が204件(同12減)と54%を占めた。
 ぐ犯、触法行為等の相談が2件(同2減)しかなく、全体の10%ほど占める他の地域と比べ極端に少なかった。
 年齢別では6歳までが177件と全体の47%占めた。他の年齢では15歳24人、14歳22人8歳20人と、20人以上だった。
 虐待は、通告58件(同22減)のうち50件(同34)認定した。通告の前年度からの大幅減は12~2月期の警察からのDV通告が前年度の33件から13件に減ったことによる。
 認定した内容はDVを見せるなど心理的なもの35件、食事を与えないなどネグレクト11件、身体的なもの3件性的なもの1件。42件が軽度だったものの中度7件、重度も1件。
 加害者は実父24人、実母17人、義父5人、継父1人など。
 高本分室長は「虐待の要因として望まぬ出産によるものも多く母親に対し妊娠時からの呼びかけも非常に大切なことであり、死に至るケースもあることから他の機関との連携を密にし、不幸な事例をなくすよう努めて行きたい」と話していた。