GW最中だというのに雪も降る生憎の天候に祟られ、折角の行楽も台無しのようだ。北海道はGWでも雪が積もることがあるので峠越えをする人は注意が必要だ。
 稚内市内の公共施設も昨29日オープンしたが肌寒く、待ち侘びていた子供たちには可哀相だった。これからの天候回復に期待したいものだ。
 話は全く変わるが道新夕刊の「今日の話題」に31年前の昭和60年にあった第71日東丸の沈没で、乗組員として九死に一生を得た松田敏之さんのことが書かれてあった。ゴムボートで漂流中にゴメ(カモメ)を食べて生きたという松田さんは今、函館で暮らしており71歳になっていた。
 紙上で「寒くて…今も忘れることができない」と16日間のボートでの漂着について語っているが、その辛さを言葉で言うのは簡単だが心の懊悩は―と思いを寄せる時、当方も胸が痛くなるほどの慟哭を覚えた。
 今年の流氷はオホーツク海にやって来たかと思いきや大して期間なく遠ざかり海開けしたが、当時の流氷群はボートで漂流し始めた4月下旬でも大きくてぶ厚く、流氷に閉ざされボートを氷上に引き上げたというようなことも道新コラムには記されていた。
 普段生活していて松田さんはどうしているかな―と思う時もあり、今回の表題「流氷の海」によって元気に生きていることを知り、長生きされることを願うばかりだ。
 人には夫々思い出があり男の場合、家族だけでなく仕事に纏わることも多い。GWの狭間で心にあった痞えが取れた思いがした。