先週15日の北海道新聞を見ると、この数年稚内市内で「訪問理美容」が結構な人気なのだそうだ。身体の不自由なお年寄りの自宅や施設に出向き、散髪・洗髪するもので、店舗を構え営業している理・美容師の中には休業日に訪問営業しているところもあるという。
 勤医協宗谷医院、えきまえ診療所(藤川省三院長)などでは訪問診療をしており、高齢者や身体の不自由な人への医療態勢が強化されているが、今や高齢者対策は福祉や医療だけでなく、買い物や散髪など生活のあらゆるところで行われており、行政だけでなく民間でも客を囲い込もうとする動きが活発化している。
 18歳~64歳までの、いわゆる現役世代の人たちが人口減少も相俟って減っていく中、65歳以上の高齢者は一般的に年金を満度に受給でき、昔から比べると壮健な人が多くなっている。高齢者ビジネスは民間にとって柱となる事業の一つになっている。
 利益を追求するのが企業の宿命であり儲けなければ事業化する意味はなく、高齢者にとっても余り不便を感じることなく暮らせるならばwinwin(ウインウイン)の関係が構築されよう。
 散髪されると頭も心もすっきりする。子供たちの散髪が素人でも出来る道具の登場で家庭で済ますことができるようになり、床屋さんやパーマ屋さんにとって先細りするだろう顧客の開拓に訪問理美容はメリットになるし、訪問先の人たちの散髪を終えたあとの笑顔はこの上ない喜びともなろう。
 多様なサービス存在するものだ。