今年6月の参院選の前哨戦とされる衆院北海道5区の補欠選挙が告示され熾烈な戦いが行われている。町村信孝前衆院議長の死去に伴うものだが、娘婿の和田義明氏(44)=自民公認・公明など推薦=は弔い戦として、片や池田真紀氏(43)=民進、共産など推薦=は“市民党”として共に絶対負けられない選挙。道5区は札幌市厚別区、千歳市、江別市北広島市、恵庭市などで45万人強の有権者がいる選挙区だが、数百票差も有り得るのではと、稀に見る大接戦が予想されている。
 仕事柄、選挙に関わることが少なくなく4年に一度の統一地方選とりわけ市長選にはドラマもあり毎回のよう注目しているが昨年の無投票にはがっかりしたものだった。
 古くは名物市長だった浜森辰雄氏の最初の選挙戦(相手は当時の東峰助役=のちの千歳市長=) 、9期目めざした浜森氏の最後の選挙(相手は敦賀一夫氏=稚内市長2期=) 、敦賀氏再選時の選挙(相手は当時商工会議所専務の渡辺郁夫氏と佐藤克市議) 、3期市長を務めた横田耕一氏と岡谷繁勝氏、長谷川伸一氏との対決、工藤広氏と長谷川氏の対決などと数百票差の時もあっただけに、取材など通し人間の運命の人知を超えた数奇さなど感じることもあった。
 衆院小選挙含め地方の選挙というのは単に与・野党対決というだけでなく色々なしがらみもあるのに加え、今回の補選では町村家(金五氏、信孝氏)への反発もあろうし、池田候補の子供時代の事など何もかも打ちまけるという捨て身の戦法もあって混迷の度合いを一層深めている。