可能性

 宗谷総合振興局長に着任した坂本明彦氏(56)が5日、会見し「少子高齢化が全国を上回るスピードで進んでいる。振興局として10市町村を駆け巡り何ができるのか議論を重ね対応していきたい」と抱負を述べた。
 札幌市出身の坂本局長は北星学園大学文学部卒業後、児童擁護施設に3年務めたあと道に奉職し昭和60年網走支庁を振り出しに保健福祉部高齢者保健福祉課総務課長など歴任。前任は保健福祉部福祉局長。福祉行政一筋。
 初めての宗谷について「豊富な水産資源を持ち、酪農業を中心に将来の可能性を秘めており、手を掛けることで発展する」と話す一方、サハリン航路が休止になった問題を挙げ「市と民間出資の企業が立ち上げられたが、再開は簡単なことではなく振興局として今後の対応を考えたい」と述べていた。
 利礼観光の入込が減少しており、サロベツ原野など自然を連動させた周遊観光に取り組みたいとし、「可能性と課題がある地域。何ができるのかを考えていきたい」と力を込めた。

「地域重視の姿勢顕著に 振興局が機構改革」

 宗谷総合振興局は、本年度から地域創生の推進に向けた取組みを強化する機構改革をし地域作りの拠点としての役割を担っていく。
 昨年度中に管内10市町村は人口ビジョン・総合戦略を策定しており、それを支援しようと振興局として一体的・総合的に推進する地域創生総括担当を配置することになり副局長が兼務。地域政策部を再編し地域創生部とし、地域政策部所管だった総務課、税務課は副局長所管とした。
 少子化対策や多世代社会の推進などに向け「くらし・子育て担当部長」、地域の特性に応じた産業振興を展開するため産業振興部に地域産業担当部長を新設。更には地域創生に向けた取り組みを重点的に進めるため、社会福祉課に子ども子育て支援室を設置、地域政策課に地方創生主査を新設した。
 地域創生部は地域に密着した施策をすることになり、市町村の取り組みをサポートしていく。