日ロ定期航路再開に向け官民の新会社「北海道サハリン航路」が新年度早々設立され、社長に就任した藤田幸洋氏(藤建設社長)が「2年後までには方向性を出す。今年はチャーター船で」と、定期でなくても稚内とサハリンとの航路維持に向け並々ならぬ決意のほどを表明した。
 先ずはチャーター船でもという考えは工藤市長も予てから明らかにしていることで、官民挙げての航路再開は意思統一がきちんと図られスタートした。
 市と藤建設、中田組そして稚内港湾施設が夫々250万円出資し1千万円の資本金で船出する新会社の前途は洋々と開けたものでないだけに藤田社長らの手腕に期待されるところが大きい。
 稚内建設協会長も務める藤田さんはサハリン州コルサコフ市の民間会社と合弁会社「ワッコル」を協会として設立し実績を残しているだけに今回は適格な社長就任といえ、航路再開に向け今年3月末まで市の部長として奔走してきた日向寺和裕氏が新会社の役員として入るので何かと貢献するのは違いないところであり大いに期待しているところだ。
 定期航路休止による支障はサ州残留邦人の一時帰国、猿払村の交流事業など影響が出ており、交流・交易に藤田社長と共に実績のある稚内建設機械の藤原社長、北友ストアの吉川社長、北都観光の米田専務らとスクラム組み、先ずは航路を再開することを命題に奮闘していただきたい。
 藤田社長が言うようチャーターでもいいので再開を緒に就け、稚内の生命線とも言える定期航路再開を是非実現してほしい。