宗谷漁協前組合長

 宗谷漁協の代表理事組合長を5期15年間務め退任した山川憲治さん(77)が本紙の取材に「宗谷のホタテを日本に誇れるものにしたいと奮闘してきたことが実を結んだ。あとは後輩たちに託したい」などと語った。
 山川さんは監事、理事、副組合長など歴任し平成13年に4代目組合長に就任し宗谷のホタテ、タコなどの漁業や組合の発展に尽力してきた。
 40年以上前の31歳で監事となり、当時は今のような取扱高はなく貧乏組合と呼ばれた宗谷漁協だったが、ホタテに目を付け漁場作りや稚貝の買い付けで道内各地を走り回り、宗谷漁港の整備を国などに働きかけたことを振り返り、それらが実を結んで平成26年は漁協の総取扱高がホタテを主体に93億円の史上最高額になった。
 奈良新組合長の新体制については「去るものは多くを語らずとの名言があります。あとは若い者が頑張ってもらい更に発展させてほしい」とエールを送る。
 傍にいた隆子夫人の「本当にお疲れ様でした。これからは自分のペースで漁をしてほしい」との言葉に、山川さんは「4月1日からはタコ漁が始まり、夏はコンブだってある。体が元気なうちは海の男として頑張りたい」と話していた。
 趣味は読書。プロ級と絶賛されるほどの腕を持つ書道家としての一面を持ち、宗谷漁協事務所の応接間には自身の作品が飾られているという。