本18日「読者コーナー」に載った投稿の差出人はお年寄りの方であろう。1971年(昭和46年)発行の天皇皇后両陛下御訪欧記念の15円切手が封筒に貼られていた。自分の居た堪れない思いを本紙に託したのだ。
 小紙の愛読者はどちらかといえば高齢の方が多いようで、今回、否決されたカーリング場建設問題でも、その内容などから多数を占め主旨としては「(稚内の規模)身の丈以上の施設を作り余計な借金をしてはいけない」というもので、それこそ次代を担う子どもたちを心配したものと、筆者は理解した。
 ワン・イシュー(一つの争点)でこれだけ多くの投書を寄せられたことは曾つてなく、市民の関心の高さを物語るものであり、修正案を出した議員の中にもカーリング場建設自体には反対しないが、規模など大きすぎ検討の余地あるとの意見を持つ人がいた。
 市民にしてみれば全日空ホテル、宗谷畜産開発公社破綻の二の舞が―との懸念もあるであろう。今回のカーリング場関連予算否決は稚内の力以上のものを作ろうとした市の判断の誤りであろう。
 どんな理由があれど5レーンは多過ぎるし観客席面積200平方㍍(200席以上)は要らない。何回も指摘しているよう規模を縮小するべきだ。
 縮小し稚内の身の丈にあったものにすれば賛成も―との議員もいるのだから、市長も公約を実現するためには歩み寄るべきである。
 喉元過ぎれば熱さを忘れてしまうと言われるが、市長には5年前の初心に還り、市民本位の市政を司るようお願いしたい。