市議会の議案特別委員会2日目を1時間半ほど傍聴した。大谷高跡地に建てるカーリング場については新たに同地域が土砂災害指定地域の予定地であり何かと障害があることが改めて浮き彫りになったが、筆者がいる間に述べた市長の未来を、そして子どもたちへの思いは議員や20人ほどの傍聴者を納得させるものがあった。
 政治家は言葉によって地位を保てるし、逆に辞めなければならない時があるが、市長の身振りを交えた熱弁には稚内をけん引していくという覚悟を十二分に感じた。
 国内屈指のカーリング場がある札幌に出掛け運営に従事している人の話も交え質問する川崎議員の話は説得力あるもので、土砂災害地指定を受ける同地と大谷高が移転した旧商工高の土地(道所有)の等価交換は難しいだろうし、旧大谷高建物にはアスベストが大量に使われているなど問題が多過ぎるとの指摘に、答弁する表教育長、舛田教育部長はたじたじの態であったが、筆者が傍聴席にいた最後に答弁した市長は「(カーリング場建設の是非を)何故皆んなで決めないんだと言うがラグビーW杯などで分かるようスポーツは人の心を結集させる。スキーやスケートには中途半端ともいえる稚内の冬場の子供達のスポーツを考える時カーリングは稚内の特質を活かしたもので、将来の稚内の振興に寄与するものと信じている」などと力を込めた。
 それでも建設後の電気代含めた維持費は相当なものがあるので、燎原の火の如く広がる市民の反対の声には規模の縮小で理解してもらうことも一案だろう。