斉藤さん

 4月23日から札幌で5年ぶりに写真展を開催する写真家の斉藤マサヨシさん(61)=西浜4=は「何度も足を運んでいるサハリンをテーマにした写真で、この地域が国境であることを伝えたい」と張り切っている。
 小さい頃から写真が好きで東京工芸大学で写真を学び、卒業後は写真家として歩む予定だったが、事情により稚内へ戻ることになり昭和54年に稚内市役所に奉職。広報課などから観光交流課長、教育部長などを歴任し昨年3月に退職後、若い頃からの夢だった写真家としての道を歩み始めた。
 市職員だった頃は全日本写真連盟会員などを務め、平成4年にヨットで初めてサハリンに渡った時の紀行写真展を手始めに、稚内やサハリンでこれまで11回個展を開催。4月の写真展は北大スラブ・ユーラシア研究センターからのオファーを受け、平成24年から3年間、サハリン各地を取材旅行して撮り溜めた約1万枚の中から、厳選した旧日本海軍の滑走路跡地、旧豊原町役場などの写真27点を展示する。
 これらの写真について「70年以上前、約40万人の日本人が暮らした足跡が今もサハリンに残り、そこに日本の国境があったことを知ってほしい」と話す斉藤さん。
 今後の活動としては昨年に上勇知のぎゃらりい華で開催した利尻富士10景を、今年夏までに20景、70歳までには100景を目指し写真集も考えており「私の写真で稚内の自然、歴史、文化などの素晴らしさを多くの人に知ってもらいたい」と意欲を燃やしている。