稚内税関支署は1月の稚内港貿易概況をまとめた。昨年8月以来活カニの輸入が再びゼロとなり、平成2年以降最低の金額まで落ち込んだ。
 輸出1300万円(昨年同月対比6・1倍)輸入500万円(同94・6%減)の1800万円。輸出は3カ月ぶりに増加に転じたが輸入は13カ月連続し減少した。
 1月の輸入は活カニだけでなく活ウニも皆無で、冷凍魚のサケだけ22㌧、金額にして500万円あった。
 輸出は魚介類1100万円、ダンボール200万円。輸入、輸出合わせて貿易総額が2000万円を下回るのは平成2年以降、初めてのことで如何に低調だったかを物語っている。
 外国貿易船の入港は昨年1月から7隻減り8隻と、月別入港船の統計を取り始めた平成8年以降、初めて10隻を下回った。
 輸入など激減した要因は、一昨年12月発効の日ロカニ密漁密輸防止協定によるもので、花野統括監視官は「この数年の活カニ輸入状況を見ても稚内はカニあっての貿易港だったことが分かる」とした。