稚内市の新年度一般会計予算案は233億5000万円と、本年度(6月補正後)に比べ3・2%の7億円強増え、注目されているカーリング場など大谷高跡地のスポーツ関連一帯施設に6286万円盛り込まれた。本年度3月補正分として頓挫している日ロ定期航路関係費も1237万円計上され、市議会の議決にはよるが市としてこの2つの喫緊課題を粛々と進めていくという意気込みが伝わってくる。
 カーリング場に関しては市民の声が多々ある中、どちらかと言えば建設反対論が多いものの、今のカーリング場の老朽化は目に余るものがあり規模を縮小しても改築するべきであろう。
 日ロ航路に関してはこれまで稚内が培い実績も残してきたサハリンとの交流・交易を無駄にすることなく定期航路復活を目指すべきであり、どういう形であれ予算を盛り込んだことは評価できる。
 気になるのは北星大学への支援で、昨年の1億円貸付から1年も経たないのに更に1億2000万円もの貸付と助成することに訝しく思う市民はいるだろう。短大として開学し30年ほど経ちOBが市内の一線で活躍しているが悩ましい所だ。
 病児保育事業への補助(2600万円)、子どもの医療費無料化の中学生までの拡大(1811万円)、児童扶養手当の拡大(1億8960万円)などは少子化など対策と将来のマチ作りに欠かせない予算である。厳しい財政事情であっても市民のため断固として「やるものはやる」との気概が感じられる予算編成といえよう。
 さて議員の評価は。