稚内など道北の経済状況はこれからも芳しくないようだ。稚内信金による今年1~3月の景況調査でどの産業もマイナスDI(指数)であり、昨年10~12月期から比べてもマイナス数値が高くなっている業種が多い。
 業種別にはクリーニング業と土石・骨材業がマイナス100と高く、旅館・ホテルもマイナス78・9と良くないが、総体的に好転する業種を見つけるのが難しいというのは、それだけ稚内の景気が冷え込んでいるということの証しでもある。
 雪が融け春になると車は売れるでしょうしゼロ国債が多額予算化された公共事業により建設業は冬場と比べると格段に伸びるだろうが、3年前の自民党が復権した時とは少額になっているのは否定できまい。
 観光とてインバウンド(外国人旅行客)は増えているとはいえ、かつての隆盛はかなり難しく四苦八苦しているのが業界の現状であるまいか。
 水産業もホタテの減産はまだ続くようで、沖底漁船の水揚げは低調であり、ナマコ漁に曙光を見出したいところだが、これとて着業してみなければ皆目見当がつかない。
 人口は減るは、商圏のパイも縮小するはと良い材料を見つけるのに難儀するというのが道北の実態か。
 ここまでは企業倒産も少なく推移してきているが、今年あたりは件数も増えそうな雲行きにあり、雇用されていた人たちが離職により稚内などから流出することも懸念される。
 八方塞りといえる状況だが座していては展望はなくカンフル剤が欲しい。みんなで鳩首だけじゃ芸がない。