稚内開建の今年度補正予算が発表された折、稚内の建設会社の社長さんに補正予算について見解を求めたところ「中期的な見通しで予算付けしてもらえば更に良く、人材を育てるという担い手対策も急がれている」などと将来を見据えた政策の必要性を訴えていた。
 建築業では今、技能を要する専門職の人材不足が喫緊の課題となっており、例えばだが畳屋さんは稚内市内に1軒しかない話も聞いている。畳屋だけでなく建具など家1軒建てるための職人不足は深刻化しており、そもそもあれだけいた大工がめっきり減っているのも気になるところだ。
 旭川では私立の旭川大学をモノ作りの人材養成を企図したモノ作り大学として市立にし運営していくというニュースも伝わって来ており、稚内とて対岸の火事視はできない情況にあるといえよう。
 自民党の小泉政権、民主党政権で縮減された公共予算により稚内の業界も人材補充を後回しにし会社の健全経営に努めた結果が、仕事する上で欠かせない専門職の人たちなど人材不足を招いている現況には忸怩たるものがあるだろう。
 建設業だけでなく、どの業界でも一番大事なものは人材である。社長1人で会社は成り立っているものでなく夫々の立場で頑張っている人たちがいるからこそ堅調な業績が確保されているのである。
 今回、畳屋さんの話を聞き、日本の伝統芸といえる職人の技術が廃れつつあるのに気付かされた。社会というのはコンピューターばかりでなく地道に働いている人によって支えられていることにも改めて気付かされた。