稚内税関支署は、昨1年間の稚内港の貿易概況をまとめた。
 輸出6億1100万円(前年対比47・1%減)輸入18億6800万円(同66・3%減)の24億8000万円。輸入は昭和63年以来の20億円割れで2年ぶりの減少。輸出は2年連続し減少した。
 輸入の大幅減の要因は、一昨年12月の日ロ活カニ密漁密輸防止協定発効のためで、活カニは827㌧(同82%減)とピークの平成13年と比べ2万4000㌧も激減。金額は13億1700万円(同74・1%減)と、最多だった同9年から129億円も減少した。タラバ485㌧(同73・3%減)8億3000万円(同72%減)、ズワイ342㌧(同81・5%減)4億8700万円(同51・6%減)。毛ガニの輸入はゼロだった。
 ほかに活ウニ617㌧(同14・8%増)4億7700万円(同22・7%増) 、冷凍魚17㌧(同21・1%増)3600万円(同35%増)その他魚介類5㌧(同66・6%減)1300万円(同66・8%減)。
 輸出は魚介類393㌧(同55・6%減)3億8500万円(同27・1%増)、繊維製品25㌧(同66・4%減)400万円(同94・8%減)、プラスチック製品4㌧(同63%減)900万円(同62・4%減)など。
 外国貿易船は284隻入港。前年の760隻から62%の476隻減少した。そのうちカニ運搬船は111隻と4割ほどだった。
 花野統括監視官は活カニに関し「ロシアからの輸入が本格化した平成元年と同じくらいまで減った」とした。
 昨年12月は輸出200万円(同91・6%減)輸入2億500万円(同65・8%減)の2億2700万円。輸出は2カ月、輸入は12カ月連続し減少した。
 今年に入り1月の活カニ運搬船に関し「29日まで入港はなく昨年8月以来、再び輸入ゼロになるかもしれない」と同監視官は話していた。