児童虐待

 稚内北星大学で29日旭川児童相談所稚内分室の村井義典児童福祉司が「児童虐待への対応」というテーマで講演した。
 4年前から教育と社会福祉の講義として開いているもので、1年生10人が受講した。児童相談所の相談業務や虐待事例などを説明した村井さんは、過去に家出などの非行相談で「最北を目指した子どもが警察に保護され羽田空港まで送り届けたことがある」などと話した。
 国が全国の児童虐待相談件数の統計を取り始めた平成2年は1100件だったが、26年には80倍の8万9000人にも増えているなどとした村井さんは、虐待の防止対策として関係機関が集まり対象世帯の情報共有と支援の役割分担が重要である―と説いた。