年6場所、大相撲は2カ月ごとにある。前の場所が終わったと思いきや次の場所が間を置かずある。それが最近の感想だ。
 それはそれとして1年初めの初場所を見ていて今さらながら思うのは横綱とて一発勝負では油断ならないということだ。幕内に上がってきたということはどの力士も実力があるわけで上位の力士も気を抜けない。
 横綱になるには2場所連続優勝、大関には直前3場所で35勝近い戦績を上げるのが条件であり、その時の勢いで相当する勝ち星を上げ昇進することはできるのだが、維持するのは難しく、大関は2場所連続し負け越すと陥落する。
 横綱には成績の制約はないが、連続休場や横綱らしい相撲をとれなくなれば若かろうが引退しなければならない。
 あの大きな体同士がぶつかり合うのだからケガするのは不思議なことでなく、大きなケガをし休場が続くと幕内から十両、幕下へとあっという間に下がっていく。
 大器と言われ鳴り物入りで角界入りしたホープがどれほど挫折し廃業に追い込まれたことか。遠藤関を見ていると、その轍を踏みそうで、完全に快癒させ土俵に上がることを強く望んでいる。
 ケガは力士に限らずスポーツ界に身を置く人にとって宿命といえることだが、我々とて無事でいることの至難さは年を取るにつれ悟ってくる。
 頭が良く才能があっても、体が頑強であっても健康が勝れなければ夢は途中で終わってしまう。生まれること自体奇跡なのだが、無事は更なる奇跡だ。