身近なことでは灯油やガソリンが安くなることは朗報だが、どうも世界の情勢は混沌としており、今年の行方は暗然としている。
 昨年来のパリ、トルコに続きインドネシアのジャカルタでも自爆などテロが発生した。IS(イスラム国)を支持している有志による蛮行で10人以上の人たちが亡くなった。日本の倍の2億数千万人の国民の大半はイスラム教を信奉している。
 イスラム教内の対立といえばアフガニスタンとイランとの宗派間対立があり、これにISなどテロ集団が加わってくると収拾つかなくなるのでは―と各国の指導者ばかりでなく我々一般市民も案じている。
 世界の歴史といえば殺戮の繰り返しで2度の世界大戦を経験し覚醒しなければならないのだが愚行を続ける。 原油の下落はこの世界情勢と無縁ではなく経済封鎖解除が間もないイランの原油輸出に対抗しサウジは原油生産を抑制できず、中国経済の疲弊と米国の原油輸出解禁が迫り油がダブついており需給のアンバランスにより1900年代最終盤以来の安値状況を呈しているのである。
 ガソリンは稚内でもレギュラー1㍑で120円(セルフ)まで下がっており、首都圏の一部地域は過当競争により99円まで下がっている。専門家の話ではまだまだ下がる気配にあり、稚内でも100円を切るような勢いにある。
 資源や物の価格が下落するのは良いことだが関連する世界情勢を俯瞰する時、歓迎ばかりはしていられない。
 稚内も日本の、世界の、渦の中にあるのを認識する必要あろう。