稚内労基署は、昨1年間の同署管内(宗谷10市町村、天塩町、遠別町)の労働災害発生状況を公表した。
 建設業で1人意識不明の重態にあり今年3月末の確定値発表まで待たなければならないが、現段階では昭和29年の統計開始以来、初めて死亡ゼロという快挙を達成した。
 旧ろう12月は、前記の建設業ほか、食料品製造、道路貨物運送業その他の運輸業(タクシー)、漁業、商業(小売業)、清掃業、その他の事業で各1件8件の労災があった。
 具体的には▽製造業=練り機を強制始動し掃除中、回転する羽に手を挟まれる▽建設業=建設中のサイロ屋上から乗り込んだゴンドラのワイヤーが外れ傾き30㍍下に墜落▽その他の運輸業=客を呼びに行きタクシーに戻る途中、滑って転倒し大腿部骨折▽清掃業=ゴミ収集車を降りる時に強風で煽られたドアをおさえようとし腰をひねった―など。
 1年間では87件(前年106件)と、休業4日以上の労災は前年から18%減ったものの重篤な事故は後を絶たず、事業者は災害予測(リスクアセスメント)し職場の安全に努めることが肝要としている。
 産業ごとの1年間の発生件数。
 ▽製造業16件=うち食料品13(前年17=うち食料13)▽建設業17件(同23=うち死亡3)▽道路貨物運送9件(同13)▽その他運輸1件(同3)▽貨物取扱業1件(同0)▽林業4件(同6)▽漁業13件(同14)▽商業5件(同7)▽清掃業5件(同3)▽その他の事業16件(同20)。