寒入りの「小寒」を終え雪が降り寒さも厳しくなり稚内らしくなってきた。降るものが降らないと除雪に従事する人たちは飯の食い上げとなり、寒くならないと厳寒期に育つギンナン草など自然の恵みにも影響が出る。
 寡雪で暖冬を喜ぶのは一般消費者であるが、その消費生活の基盤となる糧に支障が生じてくると地域経済が疲弊してしまう。世の中うまく行かないものだ。
 来年4月の消費税増税を前にした今年、予定通り増税するためにも言ってみれば試金石の1年となるだろう。とは言え再延長はなく増税は間違いなく履行されるも景気が上向かない中での増税は経済ばかりでなく政争の火種ともなり自民・公明の与党は神経を尖らすことになるだろう。猿は木から落ちても猿だが、政治家は選挙に落ちたらタダの人であり、景気の行方が選挙の勝敗も左右するか。
 首都圏だけでなく片田舎に住む我々にも御零れをいただきたいと願う他方、日本の最北にあり人口3万6000人足らずの稚内に住んでいて実感するのは贅沢はできないが、ほどほどの生活ができ自分なりに機嫌良く暮らすことができるということだ。
 筆者は以前、東京に10年ほど住んでいたが稚内にUターンし家を持つこともできたし孫もできた。そのまま東京にいても恐らく家は持てなかったし結婚だってできたか。
 自分なりに機嫌良く暮らせる一方、生活は単調で変化は少ないものの、“最後の20年”に入っている筆者らにとっては掛替えのないマチである。余り無理せず身の丈に合った街作り望んでいる。