新年に入り中東情勢がきな臭くなってきている。イスラム教スンニ派の大国サウジアラビアと、シーア派大国のイランが一戦交えるような状況となり、日本は中東から大量の原油を輸入しているだけに他岸の火事視をできない。
 原油は米国がシェールオイル産出により数十年振りに他国への輸出が解禁となり、これまでオイルマネーで富裕国になったサウジなどOPEC(石油輸出国機構)各国は、イランの経済封鎖が解かれたこともあり危機感を抱いており、今回の両国の国交断絶も想定される事態はサウジのシーア派信仰者を処刑したことによるもので、血で血を洗う事態も予想される。
 両大国が戦争状態に突入するとしたらイラク、シリアのIS(イスラム国)撃退はどうなるのか。ISを利することになりはしないかと案じている。
 筆者が何故、中東のことをここまで書くのかというと、原油のこともあるが、有志各国軍の空爆によって以前ほどの勢力がなくなったISが息を吹き返し日本を含めた世界各国でテロを勃発させるのでは―と心配するからである。
 今や世界はまさにグローバル化しており、情報だけでなく人の行き来も容易になっている。悪巧みを胸にした悪党が何時、日本を標的にするやも知れず、うかうかしてはいられない。稚内だって埒外ではない。
 世情が他国と比べ安定している日本であるが、インバウンド(外国人観光客)に紛れてテロ集団が入国する可能性も否定できない。何事につけても呑気では駄目ということだ。