会社絡みの公けな仕事が多くなり以前親しくしていた人と会い話す機会がめっきり少なくなる中、年賀広告の営業で1年に1回会う人がおり旧交を暖めている。
 若い人にこの種の営業は譲っているのだが直接営業する社長さんらが何人かおり、先日の会った人とは走馬灯のように昔の話に及び互いに肝胆相照らした。
 K社長とは15年来の知合いで盃を傾けたこともある間柄だが、1年ぶりくらいに会ったのに互いの心が昔に戻ったように遠慮なく会話させて戴き、次に会った元市職員のH社長とも昔を懐かしみ「いつまでも元気で」と言葉を交わし別れた。
 還暦を越えると若い人との会話も噛み合わなくなり、どうしても上から目線となり説教がましくなるのが常なものだから心を通わせることがなくなっている。その逆に互いに頑張っていた頃の人との交流は昔話に花が咲くという嫌いはあるものの、段々残りが少なくなってくるという歳の事情もあって相手を思いやるという気持ちも募るようで慈悲深さも出てくる。
 こう言っては何だが筆者は個性が強いゆえに敵も少なくなく、今は反省頻りだが、中味は何ら若い時分から変わらず、歳相応の振りをしているところがある。三つ子の魂百までである。
 外は前日までの春のような天候から雪が降る本来の冬景色に戻り、年の瀬の忙しなさが増幅している。
 定期航路継続に黄信号との情報が流れているが、市長には存念通り丁寧に帆を張り航路の灯消すことなく航海すること願っている。