導入まで

 稚内港の洋上風力発電導入に向け市は16日午後、市正庁で第2回稚内港再生可能エネルギー導入検討会を開き、港湾関係者らで構成される委員が意見交換した。
 出席した稚内開建、ハートランドフェリーなど関係者40人を前に道科学大学の白石悟都市環境学科長は「道内の基幹産業は海外からの輸入エネルギーに依存しているが、風力エネルギーの宝庫である稚内の地の利を活かし建設までの課題を一つひとつクリアしていきたい」と挨拶した。
 10月に開いた第1回の検討会で各事業所などから出た意見の対応に続き、市が風車建設適地について説明。当初、稚内港に設定した場所は国が定める風車の倒壊影響距離などのガイドラインと照らすと建設が困難なことから、新たな建設予定地として声問岬から740㍍西の海(110㌶)を適地にしてはどうか―などとの案が出た。
 これに対し関係者からフェリー航路の妨げにならないよう距離を離すなどの検討、市で海洋生物に与える影響を調査してほしい―などの意見があり、全体的に今後も時間をかけて検討したいとの意見が多数を占めた。
 市の佐伯エネルギー協働課長は「国内の洋上風力発電導入は前例がなく、まだスタートラインに立っただけ。課題は山積みだが必要な協議を重ねていきたい」と話していた。
 次回の検討会は来年2月を予定している。