きのう14日は赤穂浪士47士が仇敵の吉良上野介を討った日であった。主君浅野内匠頭の無念を晴らそうと江戸の吉良邸に押し入り上野介の首を取った日であり、その忠節な武士道を主題とした歌舞伎などの総称を「忠臣蔵」と言うが、我々現代人には映画やテレビでお馴染みの仇討劇として共感呼ぶものがあり、日本人の心情を代表する物語として知られている。
 何故このようなことを書いたかというと、どうも最近の若い人を見ていると、そのような意識、恩になった人への気持ちが希薄になっているのを感じるからである。
 それを証明するかのように数年前まで毎年のようにしつこいほどテレビで放送してきた忠臣蔵ドラマがめっきり少なくなった。視聴率を稼げなくなったというのが事実であろうが、割合と時代劇の定番ものを好む筆者としては淋しい限りであり、くだらないバラエティーよりはましだと思うが。
 忠臣蔵というだけに大石内蔵助ら忠臣な浪士を描くことで、ずーっと前から受け継がれている恩義に報いるための心持や所作の大切さを表し、日本人としての有り様を色濃く打ち出しているのだが、40代までの人たちには一顧だにしない向きが強くなっており、つくづく日本人は変わってきたと思っている。
 要は世話になった人へ恩義を忘れず、人との繋がりを大事に生きていかなければならないということである。
 この1年を振り返り幸運・不運など諸々あったでしょうが不義理なきよう努め、新しい年をそれこそ新たな心持で迎えたいものだ。