12月も半ばだというのに春のような煌めく陽光が降り注ぐ昨日、市役所~アーケード街~郵便局~商工会議所と歩く足取りも何となく軽かった。
 稚内にとって生命線ともいえる日ロ定期航路は冬の嵐がやってきたシケ模様で船足が遅いようだ。
 市議会での工藤市長の話では運航会社の候補として打診していた会社から外国人船員の雇用や、その外国人乗員での船籍変更など問題が浮上し、年内の運航会社設立とともに来年6月とした運航に暗雲が立ち込めてきているようである。
 日本船ばかりでなくロシア船、そして中国船なども航行する宗谷海峡は見た目の波だけでなく、海の中の潮の流れも滅法速いようで「工藤丸」の航行も難儀しているか。
 市長はチャーター船運航も視野に入れているようだが、少々ズレ込もうが弥縫の策は講ぜず、稚内からの定期便として船出するという胆力も大事になるだろう。
 余談だが本紙の来年の正月号1面写真は航行船舶のアインス宗谷を予定していた。お蔵入りするのが濃厚となり頭が痛いところだ。
 計画の見直し必至の中、市としては丸投げのようなことはせず、市長をトップに日向寺日ロ航路対策部長らが膝を突き合わせた交渉をし、稚内市としての航路に賭ける意気込みをストレートに示すことも大事だろうし、交渉先と互いの心の内を開陳し合わなければならない。
 市民の代表である議員も理事者の批判をするだけでなく自分たちも率先し交渉団の一員にある位の心持で事に立ち向かわなくては。