来年1月から施行されるマイナンバー制度は通知カードが届かないは何やで混乱の度合いを深めている。
 全国的にも何十万枚かの通知ハガキが配達されず役所に戻っているそうで、稚内市役所にも1433通が滞留している。このため今週から土・日曜の休みを返上し対応しているが、どこまで引き取りがあったのか?。
 導入前から何かと波立つことが多かった同制度だが、既にスタートする前に問題が生じており、産みの苦しみとはいえど前途多難ではある。
 先日、読者から電話があり、息子さんの会社のカードへの対応を話す中、写真を付けたカードを作る必要がありますか―との質問があったので、私(筆者のこと)たち夫婦はカードを作らないことにしたことを伝えた。国は証明書替わりにもなるとPRしているが、証明になるのは運転免許証などあり不自由なく、何も無理して作る必要がないと思ったからである。
 会社は従業員のマイナンバーを把握しなければならない立場にあるが、カードを作らせる強制力はなく、ましてやそのカードを会社に見せる必要もない。その会社の方は誤解しているようだ。
 国家のため良かれと導入した制度を、この先を検証せず批判するのはいいことではないが、どうも国民個々への周知が足りないという拙速感を否定できずにいる。
 沖縄の米軍基地移設でもそうだが、政府は国民への説明を丁寧にし、後から何やかにやと文句言われないよう功を急がず一歩々々着実に進めていったらいいだろう。