中国経済の大きな減速もあり生産の割に消費が伸びないのか、原油の下落が顕著だ。ドバイ産原油は1㌭(159㍑)40㌦を割ろうかというところまで値下がっており、稚内市内のセルフGSのガソリン価格は123円(税込み)まで下がっている。
 我々消費する側にとっては灯油など含め下がるのは有難いことだが、売る側のGSなどは厳しい局面に立たされており、それを証明するように元売り大手の再編ニュースが相次いでもいる。
 車の燃費がハイブリッド車の普及などにより格段に向上しており私事でも以前、月に100㍑給油していたものが今では半分位まで減り、前の車が燃費が悪かったにしても5割消費が減っている。
 大方がこのような状況なのだから給油してもらって利益が上がる業界の経営は大変なことだろう。
 ハイブリッドだけでなく電気、燃料電池の車も増えており、水を分解して出来る水素を燃料とした車もそう遠くない将来に登場するだろうから、20、30年先はガソリン車など消えてしまう今の勢いではある。
 加えて地球温暖化問題もあり環境悪化に導く石油や石炭など化石燃料はいずれ駆逐されるのだろう。
 北海道などは冬の暖房用として灯油は不可欠なものだが、この灯油だって電気や天然ガスに代わる可能性が将来的に高く、いわゆる油を売る産業の将来は視界不良にある。
 流り廃りはどの業種にもあることだが、手を打つ頃合を間違えると廃るだけであり、戦略を間違えないようにしたいものだ。