市内の住宅や店舗などで夜の静寂に彩りを添えるごとくイルミネーションが見られるようになった。数日前にも経済センターの冬囲いへの飾り付けが商工会議所職員により行われていた。幾らかでも街に明るさを―という気持ちなのだろう。
 泊原発の停止により北電の料金が2度値上げされる中、さすがに一般住宅のイルミネーションは少なくなったが、それでも年中行事のように電飾数を減らしたりLEDに代えたり工夫しては飾る家庭はある。
 以前は市内の電機会社が市役所、文化センター前の樹木に飾り付けしXマスムードを演出したことがあったが、東日本大震災など様々な厄災の関係もあったのか今では影をひそめてしまった。
 道路沿いの街灯が行き渡るようになり明るさということではそれほど不便を感じないものの、イルミネーションの明かりは地域の明るさにもなり、人の気持ちも明るくするものがあり、自己満足ではなく人々の心に潤いを与えるという意味合いでも効果たるや絶大なものがあろう。
 このような行為を奉仕の精神というのだろうが、施すということでは12月から歳末たすけあい募金が始まり、寒風下、社会福祉団体の関係者がスーパーや百貨店前などで寄付を呼びかけている。
 貧者の一灯をと活動しているもので塵も積もれば山となる式の国民一人々々の善意で暮らしが立ち行かない人々を助けようとするもので、寄付する側も快く引き受ける。
 環境ばかりでなく人々も明るくイルミネーション、そして歳末募金。日本人の美徳だ。