最近のニュースを見聞すると、どうも日本国民の貧富の差が拡大している感がする。3日朝のNHKニュースでは30歳を超えても非正規雇用され正社員になれない人のことが報道されていた。アルバイトや派遣など非正規が雇用全体の4割も占めるという現実からも不思議なことではないのだが、この先、年を取り老後の暮らしが立ち行くのか、他人事ながら心配している。
 稚内でも雇用にパート職が占める割合が増しており、筆者の知り合いの婦人の娘さんも某会社にパート就労したそうだが、時間外の手当は一切払われず「ブラック企業だ」と、その婦人は怒っていた。
 正社員だと物分かりいい企業もパート・アルバイトなど非正規には手の平を返したかのように冷たい。その癖役員は結構高額な報酬を得ているケースが多く「なめんなよ」と大声を上げたくなる気持ちも分かる。
 ほかにも持つ者と持たざる者との現実は数多あり溜息をつく中、米国のフェイスブック創設者のマーク・ザッカーバーグCEO(最高経営責任者)が妻と保有する同社の株式の99%(5・5兆円)を慈善事業に寄付するというニュースには壮快感を覚えた。産声をあげた娘への手紙で明らかにしたそうだ。
 10代か20代前半にフェイスブックを仲間と立ち上げ巨万の富を築いたにしてもできることではなく、この青年に好感を持った。
 日曜の夜、「映像の世紀」でロックフェラーら米国の金持ちの飽くなき姿勢を見たあとだけに目頭が熱くなるほどの感動を覚えた。
 自分さえ良ければじゃ丸く収まらない。