貧困対策

 市と市教委(稚内市子どもの貧困問題プロジェクト会議、稚内市児童問題連絡会)主催の子どもの貧困対策市民シンポジウムは24日夜、稚内北星大学で開かれ、参会者たちは子どもの貧困問題について情報交換した。
 稚内市では今年5月に子どもの貧困対策本部会議を設置し、子どもたちの貧困対策や支援に取り組んでいる。
 初めて開かれた貧困対策のシンポジウムには、市民や教育関係者200人が出席。工藤市長が「子どもの将来が生まれ育った環境で決まってしまい貧困の連鎖なきようシンポジウムが市民ぐるみで断ち切る第一歩になってほしい」などと挨拶したあと、稚中の吉崎教頭が貧困対策に関する提言を述べ、北大大学院の松本伊智朗教授が「子どもの貧困を考える」と題して講話した。
 引き続き松本教授のほか刀根英二(なかせき商事社長)、櫻井紀之(市立稚内病院生活支援担当主幹)、佐々木康(南小教頭)、長谷川裕之(稚高定時制教諭)さん5氏によるシンポジウムがあり、企業や教育現場から見た貧困状況の事例も発表された中、パネリストたちからは「服装などから一見し貧困だと気付かない保護者や子どもたちが多くなっている」などとの意見もあった。